霊園とお墓の契約にローンはつかえますか?
霊園とお墓の契約や墓石の購入でもローンは使えます。というより、使えるところもあると申し上げた方が適切かもしれません。
お墓の購入というのは、長い人生の中でも大きな買い物のひとつとされています。日本では以前であれば現金での購入が多かったようですが、海外へ行けばお墓の購入にローンを利用するのはごく一般的な国もあります。生前に購入を考えているのであれば、特にローンの活用は大変効率的と言えます。無理のない支払い方法を検討して、未来の子孫たちの為にも悔いのない選択ができればいいですね。
お墓の購入と一言で言っても、その内訳は大きく分けてもいくつかあります。一般的にお墓を購入する、と言えば以下のようなものを含んだ金額がお墓の購入代金となります。
墓地永代使用料
墓石本体(外柵やデザインによる付属品なども込みで)
工事費用
墓石本体には、実際には様々な付属品が組み合わさったり、デザイン性の高いものもあるため、細かく分けるときりがありませんが、大きく分けて、この3点が墓地の購入費用の主な内訳となります。また、一般的には毎年管理費などは別途かかります。
ローンには、以下の種類が主なものとして挙げられます。
- 石材店と提携している信販系のローン
- 石材店のローンは、全ての石材店が提携しているわけではなく、また借り入れができるのは「墓石本体代金」や「工事費」のように限られたものになることが多くなっています。中には墓石(工事費含む)プラス永代使用料に利用できるローンもありますが、数は少ないようです。
- 銀行など金融機関の建墓ローン
- 墓石ローン、メモリアルローン、墓苑ローンなど様々な名称で各金融機関が行っています。金利の優遇なども受けられることがあるので、良く利用する金融機関などで相談してみるといいですね。
また、これら金融機関が独自に行っているローンでは、墓石だけでなく墓所の「永代使用料」や「お仏壇」などの代金にも充てられるものが多いため、便利です。近年では「団体信用生命保険」が付帯しているタイプのローンもあります。
- 銀行など金融機関の多目的ローン
- 同じ金融機関独自のローンですが、多目的ローンのひとつのプランとして扱っている場合もあります。もしくは建墓ローンを設定していない銀行などでは多目的ローンを利用してお墓購入代金に充てることもできます。
これらのローンの金利は年率4パーセントから7パーセントが平均的なものですが、優遇金利などを利用することでより有利に借入することができるかもしれません。一般的に返済期間は5年(60回払い)から10年(120回払い)位までのものが多くなります。実質年率方式とアドオン方式の算出法が取られますが、実際に支払う総額はいくらになるのかなど、慎重に選ぶようにしましょう。
墓地や墓石というのは大変高い買い物ですが、一生もの、いいえ、何世代もの長い間継がれていくものです。無理のない支払方法を選ぶとともに、墓地の選択も慎重に満足のいくものを求めていきましょう。
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