仮埋葬とは?霊園用語集

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仮埋葬の意味を解説

仮埋葬とは辞典では、正式に埋葬するまでの間、死体を一時埋めておくこと。かりうめ。となっています。仮埋葬は、仮の処置として遺体を土葬し、一時的に埋葬しておくことで、後に掘り起こし火葬もしくは洗骨して納骨します。
墓埋法で埋葬とは土葬の意となっていますが、最近一般的には埋葬とは、火葬し納骨する事ととらえられいます。そのため仮に埋葬することと意味は合っていますが、土葬と思われる方は少ないのではないかと思います。

この仮埋葬ですが、戦争や震災などの理由で、火葬が間に合わないほどの死者が出た際に行われていますが、戦時中は実例が多く、腐敗や損傷が激しく身元確認も難しかったため、その場所に供養塔や墓石が立てられ供養されたそうです。

近年では東日本大震災のときに、2年間限定の仮埋葬が行われています。これは震災による犠牲者の数もそうなのですが、火葬場自体も被災したために火葬が間に合わなかったためといわれています。
この2年間という期限は、遺体が白骨化する時間を考慮したためとなっていますが、東京都が火葬を引き受けてくれたり、被害の少なかった他の自治体で火葬するために、仮埋葬から掘り起こされました。現在お棺というものは、火葬時に燃えやすくするために軽くできているために、お棺は積み上げた土砂のために潰れ、掘り起こし作業は容易ではなかったそうです。それでも死者の尊厳と火葬を願う遺族のために、葬儀社の方と建設作業者は過酷な作業を黙々とこなしたそうです。
その甲斐もあり、2年間限定の仮埋葬は1年半ほどで全てを火葬し、改葬できたということです。

よほどの事情でもない限り、仮埋葬が行われるときは犠牲者の数が相当数に上ります。このような痛ましい事が付きまとう仮埋葬は、新聞やニュースなどで、耳にしたくない言葉です。

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