公食の意味を解説
公食とは、国から与えられる食い扶ちのことをいい日本の奈良時代から平安時代などの仏教の保護を目的とした政策の1つで、その時代の僧侶は公務員となっており国による生活の保障を頼りにして仏教の活動を行っておりその僧侶たちの生活のために与えられている食い扶ちをいいます。今の時代で当てはめる場合は、国会議員や地方議員と公務員がこの公食を得ているといえます。
- 日本の昔の仏教活動を行う僧侶に与えられたもの
- 布教活動を行う僧侶に国から生活するために与えられた食い扶ち
- 布教活動を行う僧侶の中には公食は贅沢すぎると嘆く僧侶もいた
- 現在の僧侶と違いお葬式やお年忌などの収入がなく修行に明け暮れていた時代であった
恵まれた環境となると今の国会議員や地方議員と公務員も同じような恵まれた環境にいる公僕となります。当時の仏教の布教活動は現在と違い戦国時代のキリスト教と同じように迫害を受けたり日本に広めるには容易では無い布教活動を強いられており、時の天皇が仏教を保護することにより安心して仏教の布教活動を行う一環として「公食」の制度が設けられました。
公食を受けていた僧侶も時代の流れとともに自分たちで収入を得る方法を見つけることで公食を受けることなく自立した生活を得るようになり、さらに裕福な生活を送ることになりました。今の時代でも僧侶は宗教法人として宗教活動における収益については非課税となっておるので違った意味での公食を受けているといえ、国会議員や地方議員と公務員が増えたことにより公食を受ける人は昔に比べて間違いなく増加しており国の予算も大変厳しい状態になっております。