寿牌の意味を解説
「寿牌」(じゅはい)とは、仏教の用語で生前に亡くなった後の冥福を祈るために戒名をもらうことを寿牌、逆修といいます。自分より先に亡くなった故人たちに対して冥福を祈り法要(法事)を行うことを逆牌と呼びますが、この逆の意味になるので逆修とも言われます。
寿牌は、子供や孫など自分の年齢よりも若い人たちや先になくなるべきでない人たちが、先に亡くなってしまう場合に冥福を祈る際にも同じように使われます。寿牌という用語は、平安時代から広く伝えられており七分の徳のすべてを得て天寿を全うすることができると言われております。
寿牌とは
- 生きてるうちに死亡の冥福を祈るため快眠をもらうこと
- 逆修とも呼ばれており平安時代から広く使われておる
- 生前のうちに戒名をもらうため生きているうちにお墓を建てる場合は墓石に自分の戒名を朱書きする
- 自分自身の後消滅罪を願うため仏像や仏画を作る
などのことをいいます。
寿牌を行う場合はそれに続いて「寿陵」(じゅりょう)を行うことになり寿陵とは、生きているうちにその人がお墓を建てる事を寿陵と呼びます。寿陵には・長寿・子孫繁栄・家業繁栄などの3つの徳があるといわれております。寿牌をする場合は戒名をつけてもらうことが一般的でこの戒名は院号・院殿号、道号、戒名や位号に分かれていますが一般的にはこれらの全部を総じて戒名と呼んでいます。
この戒名料は次のように区分されており
- 院殿号は数百万円から
- 院号は50万円から100万円
- 居士や大姉は30万円から50万円
- 信士・信女は15万円から30万円
が一般的な相場でまた戒名を授けてもらうお寺の規模や位によりこの戒名料の金額は高額な金額になります。ただし、寿牌の場合は葬儀関係者に相談することができないので戒名料は慎重に決める必要があります。