祥月命日の意味を解説
「祥月命日」 (しょうつきめいにち)とは、亡くなった仏さまの亡くなった日を命日と呼びますがその命日が毎年めぐってくるその忌日を祥月命日と呼ぶことになります。祥月命日は古くからある言葉で、古い書物によると親が亡くなって十三月の祭りを「小祥(一周忌) 」となり二十五月の祭りを「大祥(3回忌) 」となりこの一周忌と3回忌の月忌を「祥」と呼ぶのでこの後も祥月と言うようになります。この祥の言葉は「さいわい」と読むことになりますが、凶服が去ることで吉服になる意味があります。
祥月命日と月命日の違いは・祥月命日は亡くなった人の月日になるので年に1度しか命日はありません・月命日は亡くなった人の日にちのみを命日とするので毎月命日となりますこのように命日にも違いがあるので注意が必要になります。
- 祥月命日と年忌法要年忌法要は
一周忌、三回忌や七回忌などの祥月命日に法要が行われ年忌法要に該当する年の祥月命日や親族を読んで法要を行います。 - 月命日と祥月命日の供養
月命日は毎月亡くなった日に亡くなった人の生前好きだった物や新しいお花等をお供えして供養をし、祥月命日の場合は年忌法要に該当しない年でもお墓参りや塔婆供養を行います。 - 祥月命日と弔い上げ
年忌法要は「三と七 」となる年の祥月命日に行われることになり三十七回忌の次は五十回忌になり五十回忌の次は50年ごとに行いますが一般的には五十回忌で弔い上げとなり法要を終了することが多くなります。ただし、その後も法要を行わなくても月命日やす祥月命日に供養を行うこともあります。
また、祥月命日に行う年忌法要が1年の間に2つ以上重なってしまう場合はこれを一緒に行うことがあります。例えば祖父の法要と祖母の法要が重なった場合は一緒に法要を行いこのような法要を年忌法要の併修(へいしゅう)と呼びます