在来仏教の意味を解説
日本の仏教ではいくつかの宗旨宗派がありますが「在来仏教」とは、明治の初期の時代までに日本に根付いて活動を行っている伝統的な仏教の宗派の総称を在来仏教と呼びます。
具体的な宗派は
- 黄檗宗(江戸時代初期に中国の明から伝来した)
- 華厳宗(奈良時代の南都六宗の一つ)
- 時宗(平安時代末期から鎌倉時代に誕生した仏教)
- 浄土宗(平安時代末期から鎌倉時代に誕生した仏教)
- 浄土真宗(平安時代末期から鎌倉時代に誕生した仏教)
- 真言宗(平安時代の山岳での仏教) ・曹洞宗(禅宗)
- 法相宗(奈良時代の南都六宗の一つ)
- 天台宗(平安時代の山岳での仏教)
- 日蓮宗(平安時代末期から鎌倉時代に誕生した仏教)
- 融通念仏宗(平安時代末期から鎌倉時代に誕生した仏教)
- 律宗(奈良時代の南都六宗の一つ)
- 臨済宗(禅宗)
の13宗派が現在でも活動を行っている在来仏教となります。
霊園墓地などの場合にお墓の申し込みをするときには「在来仏教に限ります」という条件が付いている場合がありこの場合は在来仏教の宗派に帰依していないと墓地の申し込みをすることができません。
在来仏教以外での仏教団体は幸福の科学、弁天宗や阿含宗などがあり新宗教と呼ばれております。このほかにも創価学会や地元地域に根付いている宗教法人も多数存在しこれらもすべて在来仏教に該当しない宗教団体となります。全国の霊園墓地のほとんどが、宗旨宗派を問わないとなっておりますが在来仏教に限るという条件がある霊園墓地が多数存在しているのも事実です。
また在来仏教に限るという条件のある霊園墓地では、残念ながらキリスト教の方も購入することができなくなっており明治時代以前に日本に布教活動された宗教でも継続して続いていないと在来仏教とみなされないので注意が必要となります。